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平成二十一年二月十二日提出
質問第一一七号

日本漢字能力検定協会に対する文部科学省の指導監督に関する質問主意書

提出者  鈴木宗男




日本漢字能力検定協会に対する文部科学省の指導監督に関する質問主意書


 財団法人日本漢字能力検定協会(以下、「漢検協会」という。)が漢字能力検定試験を通じて多額の利益を上げているとし、本年二月九日、文部科学省は「漢検協会」に立ち入り調査を実施した。「漢検協会」については、各種報道により、利益の一部が大久保昇理事長一族の墓と同一区画にある「漢検協会」の供養塔の建設に充てられる等、「漢検協会」の活動と関係がなく、公益性もない事業が行われていることが指摘されている。右を踏まえ、質問する。

一 文科省は自身の所管法人である「漢検協会」に対し、日頃どの様な指導監督を行っているか説明されたい。
二 文科省として、毎年度における「漢検協会」の収支状況を把握していたか。
三 本年二月九日、文科省は「漢検協会」に立ち入り調査を実施したが、「漢検協会」が財団法人、公益法人として適切な範囲を超える利益を得て、またその利益が、先に挙げた様に大久保理事長らによって私的に使われているという事態を、今般の立ち入り調査の以前に把握していたか。
四 今般明らかになった様に、「漢検協会」が財団法人、公益法人として適切な範囲を超える利益を得て、その一部が私的に使われていたことは、文科省の指導監督が不十分だったことを表すのではないか。文科省の見解如何。
五 今般明らかになった「漢検協会」の不祥事について、文科省としてどの様な対応をとる考えでいるのか説明されたい。
六 「漢検協会」がその年一年の世相をイメージする漢字一字を日本全国より公募し、その中で最も応募数の多かった漢字一字をその年の世相を表す漢字として選定し、京都府京都市東山区の清水寺の貫主の毛筆によって毎年十二月十二日の「漢字の日」に発表することが行われているが、右の清水寺貫主に対し、「漢検協会」から報酬が支払われているかどうか、文科省は把握しているか。
七 文科省を退職した職員が「漢検協会」に天下っている事実はあるか。あるのなら、過去十年間、「漢検協会」に天下った文科省職員の年ごとの人数並びに退職時の官職を明らかにされたい。

 右質問する。



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