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平成二十二年七月三十日提出
質問第一号

沖縄の基地負担について「感謝」と「お礼」を表明した菅総理の認識に関する質問主意書

提出者  照屋寛徳




沖縄の基地負担について「感謝」と「お礼」を表明した菅総理の認識に関する質問主意書


 菅総理大臣(以下、菅総理)は、第百七十四回国会における所信表明演説(以下、所信表明演説)で普天間基地移設問題に言及し、「沖縄には米軍基地が集中し、沖縄の方々に大きな負担を引き受けていただいています」「長年の過重な基地負担に対する感謝の念を深めることからこの沖縄問題についての仕事を始めたい」などと述べている。
 また、菅総理は、去る六月二十三日の「二〇一〇年沖縄全戦没者追悼式」(以下、沖縄全戦没者追悼式)に参列し、その挨拶の中で「いまだに沖縄には米軍基地が集中し、大きな負担をお願いし続けています。そのような負担をかけてきたことに対し、全国民を代表しておわびを申し上げます」「他方、この沖縄の負担がアジア太平洋地域の平和と安定につながってきたことについて、率直にお礼の気持ちも表させていただきたいと思います」などと述べている。
 私は、菅総理の所信表明演説における「感謝の念」発言や沖縄全戦没者追悼式における「お礼」の表明に強い違和感を覚える。むしろ、沖縄県民を愚弄する発言だと断ぜざるを得ない。
 以下、質問する。

一 菅総理は、所信表明演説において「沖縄の方々に大きな負担を引き受けていただいています」と述べているが、ここでいう「大きな負担」とは、具体的にいかなる基地負担を指しているのか。また、菅総理は、沖縄県民が進んで「負担を引き受けている」と認識しているのか、見解を明らかにされたい。
二 菅総理は、所信表明演説において「長年の過重な基地負担に対する感謝の念を深めることからこの沖縄問題についての仕事を始めたい」と述べているが、なぜ「感謝」なのか。菅総理は、沖縄県民が「感謝の念」を表されたいとの希望を有していると認識しているのか、見解を示されたい。
三 菅総理は、沖縄全戦没者追悼式における挨拶の中で、「沖縄の基地負担におわびを申し上げる」と述べている。いかなる基地負担に対して「おわび」をしたいのか、具体的に示されたい。また、菅総理は、「基地負担を速やかに除去することこそが総理大臣としての責務である」との認識をお持ちか、明らかにされたい。
四 菅総理は、沖縄全戦没者追悼式における挨拶の中で、「沖縄の負担がアジア太平洋地域の平和と安定につながってきた」との認識を示しているが、具体的に沖縄の基地負担がアジア太平洋地域の平和と安定にどのようにつながっていると考えるのか、見解を示されたい。
五 菅総理は、沖縄全戦没者追悼式における挨拶の中で、沖縄の基地負担受け入れに対して「お礼」の気持ちを表したい旨、述べている。なぜ「おわび」にとどまらず「お礼」の気持ちを表するのか、理由を明らかにされたい。
六 七月九日の沖縄県議会において、全会一致で採択された「米軍普天間飛行場移設の日米共同発表の見直しを求める意見書」は、沖縄全戦没者追悼式における菅総理の「沖縄の基地負担に陳謝とお礼」という表明に触れ、「過重な基地負担を強いられ、今また新たな基地を押しつけられようとしている県民の思いを全く理解していない行為として県民の大きな怒りを買っている」と断じている。菅総理は、かかる沖縄県議会の意見書をどのように受け止めたか、見解を示されたい。

 右質問する。



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