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平成二十二年十月十五日提出
質問第六〇号

利根川の基本高水に関する質問主意書

提出者  河野太郎




利根川の基本高水に関する質問主意書


一 さいたま地方裁判所に国土交通省関東地方整備局河川計画課が平成二十年一月十日に提出した国関整河計第一二二号「調査嘱託書について(回答)」の三十三頁「利根川・八斗島上流の本川及び各支川の洪水流量を計算するための洪水流出計算モデルの係数の設定値」「八斗島上流域の流域定数表」によれば飽和雨量が全五十四流域すべてにおいて四十八ミリメートルと設定されている。この飽和雨量を用いて毎秒二万二千トンの八斗島基本高水が計算されたことに間違いないか。また、その際使用された五十四流域それぞれのK値、P値、一次流出率、遅滞時間は何か。
二 第二十八回河川整備基本方針検討小委員会(平成十七年十二月六日開催)において国土交通省河川局が提出した資料一「利根川に関する補足説明資料」の六頁には「この流出計算モデルは、既定計画策定以降、近年の森林の状況による実績の洪水流量においても再現性がある。」と説明されているが、平成二十二年十月十二日の衆議院予算委員会での質疑において国土交通大臣は昭和五十七年九月洪水では飽和雨量一百十五ミリメートルを、平成十年九月洪水では飽和雨量一百二十五ミリメートルを使用したと説明した。異なる飽和雨量を用いた検証で「再現性がある」といえるのはなぜか。政府の見解を求める。
三 第二十八回河川整備基本方針検討小委員会(平成十七年十二月六日開催)において国土交通省河川局が提出した資料一「利根川に関する補足説明資料」六頁「森林の存在を前提として治水計画を立案」の欄に掲げている昭和三十三年九月洪水、昭和五十七年九月洪水、平成十年九月洪水の実測値を再現するための計算モデルで使用した五十四流域それぞれのK値、P値、一次流出率、遅滞時間は何か。
四 昭和三十四年八月洪水の実測値を再現するための計算モデルで使用した五十四流域のそれぞれのK値、P値、一次流出率、遅滞時間は何か。
五 平成十年九月洪水の実測値を再現するために国土交通省が用いたモデルのK値、P値、一次流出率、遅滞時間と飽和雨量一百二十五ミリメートルを用いて再計算すると基本高水はどのような値になるか。

 右質問する。



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