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平成三十一年三月二十二日提出
質問第一〇七号

イージス・アショアに関する質問主意書

提出者  長島昭久




イージス・アショアに関する質問主意書


 イージス・アショア導入については、イージス・システムを陸上に配備することによって、わが国全域をカバーする効果的な弾道ミサイル防衛網が構築され、抑止力が向上すること、その結果、国民の生命及び財産を守る機能が強化され、さらに陸上配備によって自衛隊の勤務体制が改善されることを期待する。ただし、実際の導入に当たっては懸念もあることから、以下の諸点について質問する。

一 全般について
 イージス・アショアは二基配備される予定と理解しているが、一基目が初期運用能力を取得する時期は何年度になると見込んでいるのか。
二 LMSSRについて
 (1) 今般防衛省により選定されたレーダーはロッキード・マーチン社製のLMSSRであると承知している。LMSSRは、米軍の兵器調達プロセスにおいて、正式に開発段階に入ることを意味する認定事業(program of record)には至っていないと聞く。完成品を輸入する対外有償軍事援助(FMS)調達方式によって、防衛省がLMSSRを選定するに当たり、この点についてのリスクはどのように評価されたのか。
 (2) LMSSRは、本来、米国の本土防衛用弾道ミサイルシステムのレーダーであるLRDRの技術を転用して開発中と承知しているが、他方で、選定されなかったレイセオン社製のSPY−6は最終試験を終え、二〇二〇年には配備されるという報道もある。既に開発が終わった装備品ではなく、敢えて開発途上のものを選定することのメリット及びリスクをどう考えるのか。例えば、開発の遅れが生じたり、期待した成果が得られない場合に備えて、どのような対策を講じているのか。また、何らかの対策を講じているとして、政府はその対策の実効性をどのように担保するのか。
 (3) 防衛省の資料によると、LMSSRは、「経費」面で高い評価を得ている。低価格を実現しようとすれば、部品等の量産が必須になると考えるが、米国内の調達数はもちろん、多くの国の様々な軍種で採用されていることが取得価格の低減に資すると考える。他にどのような国や軍種がLMSSRを採用しているのか。
 (4) 量産体制に移行するには、様々な実射試験が必要となり、それに伴い相応の費用も発生するものと理解しているが、LMSSRが量産体制に移行するまで、どの程度の費用が必要になると見積もっているのか。ハワイに新たに試験施設を建設するとの報道があるが、その費用も「調達経費」に算入されることになるのか。
三 イージス・ソフトウェア及び試験について
 (1) 米軍の最新鋭イージス艦は、イージス・システムのソフトウェアとして、最新型の「ベースライン10」を採用すると理解しているが、わが国のイージス・アショアでは、「ベースライン9」という一世代前のバージョンを採用すると聞く。米軍アセットとの緊密な連携に基づく我が国の統合防空ミサイル防衛(IAMD)システムの整備の必要性に鑑み、ちぐはぐな印象が否めないが、最新の「ベースライン10」を採用しない合理的な理由は何か。
 (2) 日本のイージス・アショアを実際に配備するに当たっては、迎撃試験等が必要となると理解している。迎撃試験は、どこで実施されるのか。既に配備が完了しているルーマニアや二〇二〇年に配備予定のポーランドのイージス・アショアは、ハワイにおいて迎撃試験が行われたと承知しているが、この経過及び成果に対し、防衛省はどのように評価しているのか。

 右質問する。



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