衆議院

メインへスキップ



質問本文情報

経過へ | 質問本文(PDF)へ | 答弁本文(HTML)へ | 答弁本文(PDF)へ
令和五年十一月二十二日提出
質問第六一号

二〇二五年大阪万博の建設費増額に関する質問主意書

提出者  櫻井 周




二〇二五年大阪万博の建設費増額に関する質問主意書


 令和七年に大阪市で開催予定の二〇二五年日本国際博覧会(以下、「二〇二五年大阪万博」)の建設費予算について、誘致段階では千二百五十億円だったのが、二〇二〇年十二月には千八百五十億円に増額となった。さらに、二〇二三年十月に日本国際博覧会協会は二千三百五十億円に増額することを発表した。二〇二五年大阪万博にかかる費用は、国、大阪府・大阪市、経済界の三者が三分の一ずつ負担することとなっていることから、建設費の増額は国民負担の増加となることが懸念される。
 そこで、以下、質問する。

一 二〇二〇年十二月の建設費増額の際には井上信治国際博覧会担当大臣(当時)は、「今回の金額は上限である」と発言したが、今般、再び国民負担が増加となった。万博担当大臣の発言は簡単に翻されるような軽いものなのか。
二 本年十一月二日、西村経済産業大臣と自見国際博覧会担当大臣は記者会見を行い、西村経済産業大臣は、「会場建設費を二千三百五十億円に見直すという博覧会協会の精査結果について、物価上昇等、諸々でありますので、これはやむを得ないとして受け入れることとしたいと思います。」と述べた。今後、会場建設費が二千三百五十億円をさらに超過することとなった場合にはどのように対応するのか。
三 各種の世論調査によれば、二〇二五年大阪万博についての関心度について、「関心ない」が六割超、「関心ある」が三割前後となっており、「関心ない」が「関心ある」の約二倍となっている。国民の関心が低い中で、国民負担が増加することは不適切と考える。二〇二五年大阪万博の建設費予算の増額については、受益者負担、すなわち入場料の値上げなどで対応することを提案するが、政府の見解は如何に。
四 夢洲は埋立地であり軟弱地盤であり建物を建築するには軟弱地盤対策が必要であり、そのため通常の建設よりも建設費がかさむこととなる。軟弱地盤対策の必要性とそのための費用について、パビリオンを設置しようとしている外国政府は承知しているか。政府として把握しているところを明らかにされたい。

 右質問する。

経過へ | 質問本文(PDF)へ | 答弁本文(HTML)へ | 答弁本文(PDF)へ
衆議院
〒100-0014 東京都千代田区永田町1-7-1
電話(代表)03-3581-5111
案内図

Copyright © Shugiin All Rights Reserved.