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令和五年十二月七日提出
質問第一〇〇号

債務対GDP比率に関する質問主意書

提出者  たがや 亮




債務対GDP比率に関する質問主意書


 債務対GDP比率に関する質問を行った際の答弁書(内閣衆質二一一第一二七号令和五年六月三十日)の内容に対して、折り返し、政府・財務省の見解を伺いたい。

一 答弁書の「一について」では、
 1 「今後も債務残高対GDP比の上昇が続き、我が国財政の持続可能性に対する懸念が高まり、財政運営に対する信認が著しく損なわれることになった場合、金利の急騰や激しいインフレが生じ」と回答されているが、何故、財政運営に対する信認が著しく損なわれると、激しいインフレが生じるか伺いたい。
 2 ここで述べられている激しいインフレとは、どのような過程によって発生するものと政府は想定しているのか。想定される激しいインフレの具体的なプロセスについて、その詳細を伺いたい。
二 答弁書の「三の1について」では、
 1 「政府としては、債務残高対GDP比の安定的な引下げのためには、経済再生を実現しGDPを拡大すること及び我が国の債務残高を抑制することがいずれも必要である」と回答されているが、政府債務残高を抑制するということは、新規国債発行による政府支出も抑制すべきと政府は考えるのか。
 2 また、GDPの算出式が個人消費+民間投資+政府支出+純輸出であることから、GDPの一項目である政府支出を抑制した場合には、その分GDPは拡大せず、もって債務残高対GDP比の安定的な引下げの目標達成も妨げるものだと考えられるが、その点に関して政府の見解を伺いたい。
三 加えて、答弁書の「三の1について」では、
 1 「経済再生と財政健全化の両立に向けて、引き続き、基礎的財政収支の黒字化を目指し」と回答されているが、何故、財政健全化の達成目標が基礎的財政収支の黒字化と定義付けられているか伺いたい。
 2 また、簿記の貸借関係の概念上、必ず誰かの黒字は誰かの赤字となるが、政府の基礎的財政収支が黒字化となった場合には、家計ないし企業の収支が赤字化することを政府は認識しているのか。政府は基礎的財政収支の黒字化目標達成のために、家計ないし企業の収支を赤字化させたいと考えているのか、見解を伺いたい。

 右質問する。

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