質問本文情報
令和五年十二月七日提出質問第一〇三号
北九州市における洋上風力発電関連産業をはじめとするエネルギー産業の総合拠点化に関する質問主意書
提出者 城井 崇
北九州市における洋上風力発電関連産業をはじめとするエネルギー産業の総合拠点化に関する質問主意書
北九州市における洋上風力発電関連産業をはじめとするエネルギー産業の総合拠点化に関して、以下質問する。
一 北九州市における洋上風力発電関連産業をはじめとするエネルギー産業の総合拠点化の実現に向けて、西日本地域において十分な規模の洋上風力市場が継続的に創出されるよう、長崎県五島市沖及び西海市江島沖に続き、福岡県響灘沖及び佐賀県唐津市沖をはじめとする西日本地域における、早期かつ切れ目ない促進区域の指定のため、政府において必要な措置を講ずるべきと考える。政府の認識と具体的な取り組みについて明らかにされたい。
二 北九州市における洋上風力発電関連産業をはじめとするエネルギー産業の総合拠点化の実現に向けて、基地港湾周辺の産業用地への風量関連企業の誘致や、浮体式洋上風力発電設備への対応などの取組が行われている。基地港湾及び作業船基地の整備については、洋上ウインドファーム建設に欠かせない基地港湾及び作業基地に係る整備予算を確保すること、風車部材や風車部品の輸出入及び移出入のための新規岸壁を整備すること、浮体式洋上風力発電設備に対応する施設の検討に係る各種取組への支援について、政府において必要な措置を講ずるべきと考える。政府の認識と具体的な取り組みについて明らかにされたい。
三 再生可能エネルギーを最大限活用するため、九州地方における出力制御の低減に繋がる、九州中国間の送電網強化を早期に実現するため、政府において必要な措置を講ずるべきと考える。政府の認識と具体的な取り組みについて明らかにされたい。
四 風力発電の産業化を推進するため、人材育成プログラムの開発や地域を横断したオンライン修学環境の整備など複数の地域が連携した取組への支援や地元企業の人材確保に繋がる産学官が連携した取組への支援について、政府において必要な措置を講ずるべきと考える。政府の認識と具体的な取り組みについて明らかにされたい。
五 脱炭素化に配慮した港湾機能の高度化等を通じて温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするカーボンニュートラルポートの形成を図り、我が国全体の脱炭素社会の実現に貢献するため、北九州市におけるカーボンニュートラルポート形成と港湾脱炭素化推進計画の実現に向けた補助対象施設の拡充や計画に位置付けられる各種取組への支援について、政府において必要な措置を講ずるべきと考える。政府の認識と具体的な取り組みについて明らかにされたい。
右質問する。