答弁本文情報
平成二十二年十一月十二日受領答弁第一一九号
内閣衆質一七六第一一九号
平成二十二年十一月十二日
内閣総理大臣臨時代理
国務大臣 仙谷由人
衆議院議長 横路孝弘 殿
衆議院議員浅野貴博君提出日中首脳会談が急遽キャンセルされた件等に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員浅野貴博君提出日中首脳会談が急遽キャンセルされた件等に関する質問に対する答弁書
一から三までについて
御指摘の日中首脳会談については、中国側から、会談直前になって、首脳会談のあるべき雰囲気を日本側が壊したとして、取りやめを通告してきたものである。政府としては、いったんは設定された日中首脳会談が取りやめになったことは残念であり、中国側に対し、遺憾の意を表明した。
お尋ねの「正式な会談」の意味が必ずしも明らかではないが、本年十月三十日の日中首脳間の懇談については、事前に調整されたものではなく、東アジア首脳会議が始まる前の首脳控室の中で、どちらからともなく自然な形で会話が始まったものである。同懇談では、今回、二国間の首脳会談が行われなかったのはとても残念であるとの認識を共有し、ブリュッセルでの日中首脳間の懇談で一致したとおり、民間交流を復活させていくことについて改めて確認し、今後とも「戦略的互恵関係」を推進していくことで一致するとともに、今後、ゆっくり話す機会を作ることを申し合わせた。
政府としては、今後、これら首脳間の申合せに沿って、日中双方で努力していく考えである。