答弁本文情報
平成二十二年十一月二十四日受領答弁第一五九号
内閣衆質一七六第一五九号
平成二十二年十一月二十四日
内閣総理大臣 菅 直人
衆議院議長 横路孝弘 殿
衆議院議員橘慶一郎君提出学校給食の調理方式に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員橘慶一郎君提出学校給食の調理方式に関する質問に対する答弁書
一について
一般に、お尋ねの「自校単独方式」については、児童生徒が調理員との交流を通じて食に対する感謝の念や理解を深めやすいなどのメリットがある一方で、施設整備費や人件費等の財政負担が大きいなどのデメリットがあり、「共同調理場方式」については、施設整備費や人件費等の財政負担が小さいなどのメリットがある一方で、児童生徒にとって調理員の姿が見えにくいなどのデメリットがあるものと認識している。
学校給食は、学校において食育を推進するに当たり、児童生徒の食に関する正しい理解と適切な判断力を養う上で重要な役割を有すると考えている。
学校が所在する地域の産物を学校給食に活用することは、地域の食文化、食に係る産業及び自然環境の恵沢に対する児童生徒の理解の増進を図る上で重要な役割を有すると考えている。
お尋ねの二つの調理方式については、一についてで述べたとおりそれぞれメリット及びデメリットがあり、そのいずれかを選択するかについては、二について及び三についてで述べた学校給食の役割も考慮しつつ、財政状況や学校の立地状況等を踏まえ、各学校の設置者が適切に判断すべきものと考えている。