答弁本文情報
令和五年十二月二十二日受領答弁第一二八号
内閣衆質二一二第一二八号
令和五年十二月二十二日
内閣総理大臣 岸田文雄
衆議院議長 額賀福志郎 殿
衆議院議員松原仁君提出パンデミック条約への交渉姿勢に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員松原仁君提出パンデミック条約への交渉姿勢に関する質問に対する答弁書
一について
御指摘の「国際社会における日本の役割と主権の保持という二つの重要な側面」の意味するところが必ずしも明らかではないが、新型コロナウィルス感染症等の世界的な大流行(以下「パンデミック」という。)を惹起する可能性がある感染症に対しては、国際社会が一致して取り組む必要があり、政府としては、パンデミックを予防し、それに対する備え及び対応を強化することが重要であるとの観点から、御指摘の「パンデミック条約」の作成に向けた交渉に、積極的かつ建設的に参加してきている。
二及び三について
お尋ねの「パンデミック条約が、我が国の主権に与える影響」及び「パンデミック条約の草案策定に関する国際的な議論において、我が国の主権を保護するために何か具体的な方策」の意味するところが必ずしも明らかではないが、いずれにせよ、御指摘の「パンデミック条約」については、現在交渉中であり、現時点でお尋ねについて予断をもってお答えすることは差し控えたい。