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平成十九年十一月七日提出質問第二〇二号
介護関連資格受験のための実務経験証明書に関する質問主意書
提出者 山井和則
介護関連資格受験のための実務経験証明書に関する質問主意書
介護福祉士や介護支援専門員の受験に必要な実務経験の証明書について、事業所の廃業や事業所側が故意に出さない等によって、職員がこれを入手できず、試験を受験できないトラブルが増えている。介護職員の人材不足で困る事業者が多い状況で、職員がキャリアアップを図り、働きやすくなるよう国としても支援していく必要がある。
そこで、以下質問する。
二 介護職員がこれまで勤務した事業所が廃業した場合、職員はどのようにこれまでの実務経験を証明すればよいか。
三 介護職員がこれまで勤務した事業所が統廃合を繰り返したり、合併するなど、職員としても証明書の発行をお願いする事業者がわかりにくい場合はどのようにすればよいか。
四 コムスン社では事業譲渡前にいた従業員が大幅に減少し、その数は二万人とも言われている。この譲渡を機に離職した職員が今後受験のために必要な実務経験証明書を発行してもらいたい場合、それはどこに請求すればよいのか。また、これだけ多くの離職者が出たことを受けて、国は離職者に対する何らかの対応策をとる必要があると考えるがいかがか。
五 複数の事業所に勤務した経験を持つ介護職員は多い。都道府県によっては、試験を受験するたびに実務経験の証明書を提出させるなど、介護職員にとって資格試験を受験すること自体を困難にしている。介護職員がキャリアアップを図りやすくなるよう、国は実務経験を証明する仕組みを簡素化するなど検討すべきであると考えるがいかがか。
右質問する。