質問本文情報
平成二十四年一月二十五日提出質問第一四号
今冬の豪雪対策に関する質問主意書
提出者 木村太郎
今冬の豪雪対策に関する質問主意書
今季の冬は、冬型の天気が続き、例年になく寒さが厳しく、全国各地で豪雪となっている。これに伴い、除雪作業中の事故などによる死傷者数も増加傾向にある。私の地元青森県においても、津軽地方を中心に例年の二〜三倍の降雪量となっており、除雪作業中の事故などで九名がすでに亡くなっており、百四十二名の重軽傷者が出ている(平成二十四年一月二十四日現在)。まだまだ厳しい冬が続く中で、国は、各道県や市町村と連携し豪雪対策に万全を期すことが極めて重要と考える。
従って、次の事項について質問する。
二 一に関連し、例年と比べて、豪雪の状況はどのようになっているのか示されたい。
三 一及び二に関連し、道県や市町村において、豪雪対策本部を設置した数はどのくらいなのか示されたい。
四 一〜三に関連し、豪雪による除雪作業中の事故などによる死傷者数は、どのくらいなのか示されたい。
五 一〜四に関連し、国として、豪雪に対し、現在どのような対策を講じているのか。また、今後はどのように講じていくのか、野田内閣の見解如何。
六 道県も市町村も除排雪費に準備した予算が底をつき始め、理事者の判断による専決処分をし、対応に追われている。国は、道県や市町村に対する財政的な支援をどのように考えているのか、野田内閣の見解如何。
七 六に関連し、過去において、特例的に市町村にも、国として直接特別交付税で支援したことがあるが、今後、その考えはあるのか、野田内閣の見解如何。
八 私の地元では、「コンクリートから人へ」という民主党政権の公共事業を悪と決め付ける姿勢により、建設不況が深刻化し、除排雪の委託業者が除雪機材を維持できず、地方自治体の委託から撤退する業者もおり、しかも、「除排雪作業は採算が合わない」という意見が出ている。このような状況を国はどのように認識し、対応するのか、野田内閣の見解如何。
右質問する。