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平成二十四年三月一日提出
質問第一一一号

内閣府原子力委員会の小委員会が見解をまとめた「原子力発電所の使用済み核燃料を再利用する核燃料サイクルの在り方」に関する質問主意書

提出者  木村太郎




内閣府原子力委員会の小委員会が見解をまとめた「原子力発電所の使用済み核燃料を再利用する核燃料サイクルの在り方」に関する質問主意書


 去る二月二十三日、核燃料サイクルの在り方について検討していた内閣府原子力委員会の小委員会が、見解をまとめた。
 その中身において、燃やした核燃料を再処理せず、直接処分した方がコストが半分で済むという経済面での優位性を強調しているが、これまでの国の方針である核燃料の再利用と相矛盾することになる。
 勿論、経済性やそれ以上に安全性を前提にすることが何よりも大事なことは言うまでもない。この小委員会の見解に対して、国として具体的な考えを国民に示すことが極めて重要と考える。
 従って、次の事項について質問する。

一 今回小委員会がまとめた見解について、国はその内容をどのように受け止めているのか、野田内閣の見解如何。
二 一に関連し、国は核燃料の再利用について、今後どのように取り組むのか、野田内閣の見解如何。
三 燃料を再処理せずに直接処分する方法とは、高レベル放射性廃棄物の最終処分とあわせてどのように解釈すれば良いのか示されたい。また逆に、一緒に処分することが考えられるのか、野田内閣の見解如何。
四 一〜三に関連し、去る二月二十七日、福島第一原子力発電所の事故に関する独立検証委員会が報告書を公表したが、その中で、当時の菅前首相をはじめ民主党政府首脳による現場への介入が、無用の混乱と危険の拡大を招いた可能性があると指摘している。政府民主党がこれまで的確な対応をしていない旨の内容からも、今回、内閣府原子力委員会の小委員会がまとめた見解を、的確に活用できるのか、国民は大きな不安を持っている。これについて政府は、どのように対応するのか、野田内閣の見解如何。

 右質問する。



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