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平成二十四年四月六日提出
質問第一七三号

ミャンマーにおける我が国の対応に関する質問主意書

提出者  木村太郎




ミャンマーにおける我が国の対応に関する質問主意書


 去る四月二日、ミャンマーにおいて国会補欠選挙が実施され民主化運動の主導者であるアウン・サン・スー・チー氏が当選し、同氏をリーダーとする国民民主連盟が圧倒的な強さを見せた。これにより、ミャンマーにおいて民主化が進む大きな一歩になるのではないかと国際社会は期待している。
 我が国も、ミャンマーの今後について注視し、両国の関係について適時適切に対応していくことは極めて大切だと考える。
 従って、次の事項について質問する。

一 政府は今回のミャンマーにおける国会補欠選挙の結果をどのように評価しているのか、野田内閣の見解如何。
二 アウン・サン・スー・チー氏をリーダーとする国民民主連盟は選挙で圧勝したが、議席数でみると下院では一割に過ぎない。これについて、政府はミャンマーの民主化が今後進展していくのかどうかをどのように捉えているのか、野田内閣の見解如何。
三 今回の補欠選挙の結果を受けて、ASEAN諸国はその域内の経済拡大のため、ミャンマーに対しての支援策を協議し始めている。一方、欧米諸国は、経済制裁を解除するかどうか見極めている状況にある。日本政府としてミャンマーへの制裁解除などについて、今後どのように対応していくのか。また欧米諸国が制裁解除を緩和していく方向になった際、呼応することもあり得るのか、野田内閣の見解如何。
四 ミャンマーの民主化の進展を図るために、日本政府として現在のミャンマー軍政府と協議をすることもあり得るのか、野田内閣の見解如何。
五 ミャンマーの民主化の進展を図るために、日本政府としてアウン・サン・スー・チー氏と協議をすることもあり得るのか、野田内閣の見解如何。
六 今後において、ミャンマーと我が国との関係をどのように進めていくべきと考えているのか、野田内閣の見解如何。

 右質問する。



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