答弁本文情報
平成二十四年四月十七日受領答弁第一七三号
内閣衆質一八〇第一七三号
平成二十四年四月十七日
衆議院議長 横路孝弘 殿
衆議院議員木村太郎君提出ミャンマーにおける我が国の対応に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員木村太郎君提出ミャンマーにおける我が国の対応に関する質問に対する答弁書
一、二及び六について
平成二十四年四月一日に行われたミャンマー連邦共和国(以下「ミャンマー」という。)の国民代表院及び民族代表院並びに州議会等の補欠選挙において、アウン・サン・スー・チー氏を含む幅広い関係者が選挙に参加したことについて、国際社会はミャンマーの民主化が進展しているとおおむね認めており、我が国としても、ミャンマーの民主化に向けた大きな前進であると考え、歓迎しているところである。
ミャンマーの民主化を一層進展させるためには、国際社会による支援が重要であると認識しており、我が国としては、引き続き、ミャンマーの政治及び経済分野における改革等の取組に対する支援を通じ、ミャンマーの民主化の一層の進展を促進していく考えである。なお、同月二十一日に予定されている日本・メコン地域諸国首脳会議の機会を捉えて開催される予定であるテイン・セイン・ミャンマー大統領との首脳会談において、ミャンマー国民が民主化されたことの成果を広く実感できるような支援を行うことを表明することとしている。
欧米諸国はミャンマーへの制裁を緩和しつつあると承知しており、我が国としては、ミャンマーの民主化を進展させるため、欧米諸国を含む関係国と緊密に連携し、国際社会と一体となってミャンマーの政治及び経済分野における改革等の取組を支援していく考えである。
平成二十三年十一月に野田佳彦内閣総理大臣が、テイン・セイン・ミャンマー大統領に対し、同年十二月に玄葉光一郎外務大臣が、また、平成二十四年一月に枝野幸男経済産業大臣が、テイン・セイン・ミャンマー大統領等のミャンマー政府関係者及びアウン・サン・スー・チー氏等に対し、それぞれ、ミャンマーの民主化に向けた前向きな措置を評価するとともに、ミャンマーの政治及び経済分野における改革等の取組を支援していく考えを述べたところである。
我が国としては、引き続き、ミャンマー政府関係者及びアウン・サン・スー・チー氏等との間で、それぞれ、このような話合いを行っていく考えである。