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平成二十四年四月十七日提出
質問第一九〇号

我が国と中国経済との関係に関する質問主意書

提出者  木村太郎




我が国と中国経済との関係に関する質問主意書


 去る四月十三日、中国国家統計局が今年の第一・四半期の国内総生産(GDP)を発表した。これによると、物価変動を差し引いた実質で、前年同期比プラス八・一%となっており五期連続で鈍化し、伸び率は約三年ぶりの低水準となっている。一方、中国の中央銀行にあたる中国人民銀行は、外国為替市場での対米ドルについて、人民元の一日の変動幅を人民銀行が取引の目安として示す基準値の上下〇・五%〜一・〇%に拡大すると発表した。対ドルの変動幅拡大は、五年ぶりとなる。経済のグローバル化がますます進み、世界第二位のGDPとなった中国の経済情勢動向は、我が国の経済政策を進める上で注視が必要であり、必要に応じて対策を講じていくことが極めて重要と考える。
 従って、次の事項について質問する。

一 今回発表された第一・四半期のGDPについて、我が国政府はどのように分析をしているのか。景気の減速傾向が強まったと判断しているのか、野田内閣の見解如何。
二 中国経済において、バブルの状況が存在してそれがはじける状況にあると、我が国はみているのか、野田内閣の見解如何。
三 中国人民銀行が対ドルの変動幅拡大をすると決めたことについて、我が国はどのように評価しているのか、野田内閣の見解如何。
四 三に関連し、中国が市場介入を通じ人民元の相場を不当に低く抑えているという批判が、国際経済の中では根強いが、我が国政府は、どのような認識を持つのか、野田内閣の見解如何。
五 一〜四に関連し、我が国経済のデフレ状況を脱却するためにも、今後中国の経済の動きに対し、あるいは中国の経済政策に対し、どのように対応していくことが必要と考えるのか、野田内閣の見解如何。

 右質問する。



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