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平成二十七年四月八日提出
質問第一九〇号

駅頭での外国人に対する職務質問に関する質問主意書

提出者  初鹿明博




駅頭での外国人に対する職務質問に関する質問主意書


 近年、朝、夕の通勤時間を中心に大型ターミナル駅でもない住宅地の駅で、制服、私服問わず警察官が外国人、特に、中国人と思しき通行人を呼び止め執拗に職務質問をしている場面を頻繁に目にします。
 実際に声掛けをしている警察官に聞いたところ、外国人だから声を掛けている訳ではなく、不審者に対して声を掛けていると答えられましたが、見ている限りでは、明らかに外国人と思しき人を狙っており、そうだとすると外国人の人権を著しく軽視していると感じます。
 以下質問します。

一 外見で人を判断するのは非常に難しいと思いますが、どういう基準で声を掛ける人、掛けない人を選んでいるのか伺います。
二 このような活動をする駅をどのような基準で選んでいるのか伺います。
三 政府は「日本再興戦略−JAPAN is BACK−」(平成二十五年六月)で「二〇三〇年には訪日外国人旅行者数三〇〇〇万人を超えることを目指す」という成果指標を掲げています。
 このように国を挙げて外国人観光客を呼び込んでいる中で、外国人、特に中国人に対して集中的に職務質問を行っている実態はありませんか。中国からは今後多くの訪日観光客が見込まれますが、そのような実態があるとすれば、大多数の善良な外国人観光客に対しても職務質問を行う可能性があり、日本に対する印象を悪化させることが懸念されます。その点について政府の見解を伺います。
四 多くの外国人観光客の訪問が予想される二〇二〇年オリンピック・パラリンピック東京大会の前後でも、これまで同様に駅頭での職務質問を継続していくつもりなのか、政府の見解を伺います。
五 過去五年間に駅頭で職務質問を実施した日数及び当該職務質問を端緒として不法滞在等の法令違反で検挙に至った事案の件数を、それぞれ各年毎にお示し願います。
六 このように闇雲に駅頭で声を掛ける方法が、費用対効果として適切だと考えているのか、政府の見解を伺います。

 右質問する。



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