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平成二十七年八月十日提出質問第三七六号
中国の南シナ海等に対する認識に関する質問主意書
提出者 緒方林太郎
中国の南シナ海等に対する認識に関する質問主意書
八月六日、東アジアサミット及びASEAN地域フォーラムの外相会合において、中国の王外相がそれぞれ次のような発言をしたと、中国外交部サイト(英語)にある。
これを踏まえ、次の通り質問する。
南シナ海における航行の自由は、これまで一度も害されたことはないとの認識を政府は有しているか。
二 Seventy years ago, pursuant to the Cairo Declaration and the Potsdam Proclamation, China lawfully recovered the Nansha and Xisha Islands which were illegally occupied by Japan and resumed exercise of sovereignty.
カイロ宣言、ポツダム宣言によって、南沙諸島、西沙諸島は中国が主権を有するようになったと政府は認識しているか。
三 [T]he delegate of Japan also mentioned the South China Sea issue and claimed that all artificial land features cannot generate any legal rights. But let's first have a look at what Japan has done. Over the past years, Japan spent 10 billion yen building the Rock of Okinotori, turning this tiny rock on the sea into a man-made island with steel bars and cement. And on that basis, Japan submitted its claim to the United Nations over the continental shelf beyond the 200-nautical-mile exclusive economic zone. The majority members of the international community found Japan's claim inconceivable and did not accept it.
(一) 沖の鳥島は、国連海洋法条約第百二十一条における岩か。
(二) 国連の大陸棚限界委員会において、国際社会の大多数は、沖の鳥島を基点とする、二百カイリを超える大陸棚延伸を受け入れなかったのか。
(三) 我が国は、大陸棚限界委員会の勧告により、沖の鳥島が大陸棚の起点となる島であることが認められたと述べているが、その論理を詳細に説明ありたい。
四 これら以外の南シナ海に関する王外相のステートメントの中で、我が国として受け入れられないものはどの部分か。
右質問する。