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令和三年十一月十日提出
質問第一八号

岸田首相の就任前後の発言のブレに関する質問主意書

提出者  長妻 昭




岸田首相の就任前後の発言のブレに関する質問主意書


 岸田文雄首相の首相就任前後の発言に大きなブレがみられる。そこで、お尋ねする。
 岸田首相は、首相就任前、今年九月八日の記者会見で、「小泉改革以降の新自由主義的な政策を転換する」と述べている。小泉内閣以来、自公政権は新自由主義的な政策を進めてきた、との認識は今でも変わりはないか、お尋ねする。
 また、同じ会見で「小泉改革以降の新自由主義的政策はわが国経済の体質強化、成長をもたらした、他方で富める者と富まざる者の格差と分断を生んだ。コロナ禍で国民の格差がさらに広がった」と述べている。小泉内閣以来の自公政権の新自由主義的政策で、富める者と富まざる者の格差と分断を生んだ、という認識は今でも変わりはないのか、お尋ねする。
 また、コロナ禍で国民の格差が広がった、とするが、この認識を裏打ちする根拠をお示し願いたい。
 岸田首相は首相就任前の九月二日に報道番組で、森友問題の決裁文書改ざんについて、「調査が十分かどうかは、国民が判断する話。国民が足りないと言っている、さらなる説明をしなければならない」「国民が納得するまで説明を続ける。これは政府の姿勢としては大事」と述べた。この認識は今でも変わらないか、お尋ねする。
 また、決裁文書の改ざんについての再調査についても、「国民が納得するまで努力をすることは大事」との発言をしている。この認識は今でも変わらないのか、お尋ねする。
 岸田首相は就任前の九月八日の記者会見で、「一億円の壁」を打破することを掲げ、「金融所得課税について、成長の果実を分配する、そして国民の一体感を取り戻すという点において、考え直す、見つめ直す必要があるのではないか」との発言をした。この認識は今でも変わらないか。
 岸田首相は就任前の九月十五日、報道番組で、選択的夫婦別姓制度について「導入を目指して議論をすべきだ。必要とされている方、困っている人がいるわけだから議論はしなければならない」と発言した。この認識は今でも変わっていないか。
 岸田首相は十月四日の記者会見で「分配なくして次の成長はない」と発言した。この認識は今でも変わらないか。それぞれの項目について、具体的にお示しいただきたい。

 右質問する。

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