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令和五年二月十五日提出
質問第七号

新型コロナウイルス感染症対策としてのマスク着用に関する質問主意書

提出者  米山隆一




新型コロナウイルス感染症対策としてのマスク着用に関する質問主意書


 政府は、二月十日の「マスク着用の考え方の見直し等について」において、新型コロナウイルス感染症対策におけるマスクについては、「屋外は原則不要、屋内では基本的に推奨」との現在の方針を、「一律にルールとして求めるのではなく、個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断に委ねることを基本」と変更したと承知している。この決定に関して、以下質問する。

一 そもそも政府は、マスクの感染防止効果をどのように把握しているか。厚生労働省ホームページには、「自分と相手の双方がマスクを着用することで、ウイルスの吸い込みを七割以上(双方が布マスクで七割減、不織布マスクで七十五パーセント減)抑える研究結果があります」との記述があるが、政府の認識と理解してよいか。
二 こうした大きな効果があるマスク着用について、屋内での着用「推奨」を「自主判断」に変更することにより、変更しなかった場合に比べ、感染が拡大することは、当然と考えるが、どの程度の感染拡大がありうると推測して、今回の方針変更を行ったのか。
三 諸外国のマスク着用状況などを、政府はどう把握しているのか。諸外国の状況は、今回の方針変更の理由のひとつか。もし理由のひとつであるなら、冬の暖房使用による密閉環境のみではなく、酷暑の夏も冷房使用で密閉環境が生じるなど、欧州とは異なる日本の気象環境による換気状況の違いなどの事情も考慮するべきと考えるが、その点は検討したのか。
四 こうした気象環境に加え、狭隘な住居環境、通勤の公共交通機関の混雑などから、日本は世界的にもコロナウイルスに弱いとの認識はあるか。あるとすれば、今回の方針変更の前提として、これまで諸外国に比べても十分とは言えない熱交換器や空気清浄機などエアコンと両立可能な換気設備の公共施設等への導入など空気感染対策を一層充実させることが必要と考えるが、どうか。

 右質問する。

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