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令和五年三月十六日提出質問第三〇号
精神科「滝山病院」での看護師による患者への暴行等に関する質問主意書
提出者 長妻 昭
精神科「滝山病院」での看護師による患者への暴行等に関する質問主意書
私立の精神科「滝山病院」(東京都八王子市)で看護師が、患者への暴行容疑で逮捕・略式起訴された。本病院では暴行や虐待は数多くあったといわれているが、その把握が遅れた責任を内閣は感じているか。
都道府県による立ち入り検査は予告されるため、暴行や虐待に対する隠ぺい工作が行われた可能性がある。このことを内閣は把握しているか。内閣は、本病院に対して東京都は抜き打ちで立ち入り検査をすべきだったと考えているのか。また、場合によって立ち入り検査は抜き打ちですべきと考えるがいかがか、内閣の見解を問う。
本病院の、いわゆる死亡退院率はどのくらいと把握しているか。暴行や虐待と死亡の因果関係が確認または疑われたケースを内閣は把握しているか。
本病院に限らず、これまで精神科病院における患者の死亡事案について、死亡と暴行・虐待等の因果関係が明らかになっているケースがあるのか、内閣が把握している事例をすべてお示し願いたい。
精神科病院における暴行や虐待等の防止策のうち、これまで講じられたものと、今後、講じる予定のものを具体的にお示し願いたい。
このような事件が二度と起こらないようにするための内閣の決意をお教え願いたい。
右質問する。