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令和五年六月十六日提出質問第一二八号
国内産医薬品・原薬の安定供給の確保に関する質問主意書
提出者 たがや亮
国内産医薬品・原薬の安定供給の確保に関する質問主意書
円安やエネルギー価格の高騰をはじめとする物価高などで、原薬を含めた医薬品の製剤コストが上昇している。その一方、薬価は製剤コスト上昇に見合うだけの引き上げが行われておらず、製剤コストの増加分を価格に転嫁できない国内の製薬・原薬メーカーからは事業の継続を危ぶむ声が聴かれている。
一 このような状況について、政府はどのように認識しているか。
二 薬価について
１ 国民への医薬品の安定供給の観点から、薬価の引き上げが必要と考えるが、政府はどのように認識しているか。
２ 引き上げの見通しについて、政府の見解を伺う。
三 現在、医薬品・原薬の供給を確保する手段の一つとして、海外産の安価な医薬品・原薬の輸入で代替することが進んでいる。
１ 海外産の医薬品・原薬の十分な品質の保持や数量の確保に問題はないか。
２ 将来的に国内メーカーが淘汰され、必要な資本や技術が失われるため、依存しすぎれば、過日のコロナ、物流問題のように有事の際の調達が懸念されると考えるが、政府はどのように認識しているか。
四 国内産の医薬品・原薬の供給体制が維持拡充されるよう、製薬・原薬メーカーへの、製造コストの高騰に対応するための可及的速やかな支援策（「医薬品安定供給支援事業」の拡充等）若しくは薬価の是正的引き上げが必要と考えるが、政府はどのように認識しているか。
五 検討中を含め、具体的な支援策がある場合はお示しいただきたい。
右質問する。