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令和五年六月十六日提出
質問第一五〇号

同意のないわいせつ動画像の削除義務に関する質問主意書

提出者  松原 仁




同意のないわいせつ動画像の削除義務に関する質問主意書


 近年、インターネット上でのわいせつなコンテンツの拡散が社会問題となっており、リベンジポルノのような同意のないわいせつな動画像が拡散されている被害者のプライバシーと尊厳を著しく侵害していることが大きな問題となっている。この問題に対して、国民の安心・安全を確保するためには、同意のないわいせつな動画像の速やかな削除が必要不可欠である。
 しかしながら、現行の削除手続きは迅速さと効果性に欠ける。被害者の苦痛を最小限に抑えるためにも、わいせつ動画像の発見から削除までのプロセスを迅速かつ確実に行うための対策が、刑事罰の導入を含めて求められる。
 そこで、次のとおり質問する。

一 政府は、インターネット上での同意のないわいせつなコンテンツの発見から削除までの時間を短縮するための具体的な施策について何か検討しているか明らかにされたい。また、その実現に向けた取り組みが具体的に進んでいる場合、どのような具体的な取り組みが進んでいるか明らかにされたい。
二 政府として、同意のないわいせつな動画像の拡散という被害に遭われた被害者への適切なサポート体制を整えるために、何か具体的な措置を施しているか明らかにされたい。また、この被害者のプライバシー保護や心理的なケアの充実を図るための方策について、具体的に検討しているところがあれば明らかにされたい。
三 同意のないわいせつなコンテンツの拡散を防ぐための予防策として、刑事罰を含めた厳格な法規制の導入や教育プログラムの充実に取り組む必要があると考えるが、政府として如何。また、これらの具体的な取り組みや計画があれば明らかにされたい。

 右質問する。

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