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令和五年六月十六日提出
質問第一五三号

行き過ぎたリアリティ・ショーに関する質問主意書

提出者  松原 仁




行き過ぎたリアリティ・ショーに関する質問主意書


 国内外で、非フィクションの娯楽番組で、主に実在の人々が主体となって行われる活動を描くテレビ番組の形式であるリアリティ・ショーに対する問題が指摘されている。
 これらの番組の中には、視聴率を高める目的で、しばしば出演者が否定的役割を演じさせられたり、出演者間で競争させられたりし、その過程と結果に視聴者の関心が向くように構成されているものもあるとされる。しかも、その中には、スクリプト化が行き過ぎ、出演者の行動があらかじめ決められる場合があるとされている。この結果、リアリティ・ショー上の出演者があたかも現実も同様の人物であるかのような誤解を受けている面も否定できない。そして、否定的な役割を演じさせられた人物が、あたかも実際に自分自身で否定的行動を行っているかのように視聴者に受け止められ、視聴者から激しいバッシングを受ける事態も過去発生している。
 そこで、次のとおり質問する。

一 英国の人気リアリティ・ショーの中には、出演者に番組の参加前後にカウンセリングを提供している番組もある。ガイドラインを設けるなどして、出演者へのカウンセリング提供の機会を設けることを促すなど、出演者の精神面への支援がなされるべきと考えるが、政府として如何。
二 一部リアリティ・ショーの中には、視聴率の獲得が優先され、出演者の精神面への配慮に欠けるものがあったと考える。現状では、日本民間放送連盟が設置する放送倫理・番組向上機構のような民間自主組織による規律が十分機能していないと考えるが、政府として如何。
三 前項に関し、政府としても、民間自主組織による規律が十分機能していないと考えるのであれば、放送法の改正を含めた法的規制の導入を検討すべきと考えるが政府として如何。

 右質問する。

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