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令和七年十月二十七日提出
質問第二六号

外国人の受入れの基本的な在り方の検討のための論点整理に関する質問主意書

提出者  櫛渕万里




外国人の受入れの基本的な在り方の検討のための論点整理に関する質問主意書


 法務大臣の勉強会が発表した、「外国人の受入れの基本的な在り方の検討のための論点整理(以下「論点整理」という)」について質問する。

一 論点整理の根拠法令を示されたい。
二 論点整理では、「外国人比率十%時代を見据え」「日本における外国人比率が十%台(又はそれ以上)となる状況を想定」とあり、脚注四十五では、国立社会保障・人口問題研究所の推計を引用して外国人の比率を「十・八%」とする中位シナリオとしている。政府として、外国人比率十%を見据えている若しくは想定している又は十・八%を中位シナリオとしているか、見解を示されたい。なお、いずれも取らないのであれば、外国人比率を政府としてどのように考えているかを示されたい。
三 論点整理では、「外国人の受入れ増加に伴い日本の労働者等の賃金その他労働条件への影響の有無・内容等につき調査・検討することが考えられる」とあり、脚注二十九では、「移民と代替関係にある労働者の労働条件は悪化するケースがある一方、移民と補完関係にある労働者の雇用には影響しないとされている」とする有識者の発言が引用されている。この点について、外国人労働者の増加と労働者の労働条件との関係についての政府の見解を示されたい。
四 論点整理では、外国人の受入れ増加に伴う財政や社会保障に与える影響について、「税収や保険料収入が増加するという側面」と「財政や社会保障等における負担が増加するという側面」の両面が指摘されている。政府として、現在及び将来においてどちらの面が大きいと判断しているかを示されたい。
五 論点整理では、「外国人の受入れ増加に伴う地方自治体における教育費等の負担増加その他地方自治体の財政等に影響を与える可能性のある事項について調査・検討を行うことが考えられる」とある。この点について、外国人の受入れ増加に伴う地方自治体の財政への影響についての政府の見解を示されたい。併せて、令和七年度予算における外国人受入環境整備交付金の来年度予算に向けた政府の考え方も示されたい。
六 論点整理では、「地域社会において外国人との共生を図る上で、こうした外国人への教育のみならず、日本人が外国人への理解を深めることも重要であるとの指摘もある」とあるが、この指摘についての政府の見解を示されたい。
 
 右質問する。

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