答弁本文情報
平成十九年十一月六日受領答弁第一六二号
内閣衆質一六八第一六二号
平成十九年十一月六日
内閣総理大臣 福田康夫
衆議院議長 河野洋平 殿
衆議院議員鈴木宗男君提出米大統領の日本観に対する政府の対応に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員鈴木宗男君提出米大統領の日本観に対する政府の対応に関する質問に対する答弁書
一及び二について
ブッシュ米国大統領が行った御指摘の発言は、いずれも歴史的な事象に関するものであり、歴史的な事象に対する評価は専門家等により議論されるべきものと考えていることは、先の答弁書(平成十九年十月五日内閣衆質一六八第五九号)一、二、五、八及び九についてでお答えしたとおりであるが、政府としては、同発言が、御指摘の「我が国の名誉と尊厳を損なうことになる」との認識は有していない。
慰安婦問題については、かつて政府として調査を行い、平成五年八月四日の内閣官房長官談話により政府の基本的立場を表明している。御指摘の政府答弁書(平成十九年七月六日内閣衆質一六六第四二八号)においては、このような我が国の立場や対応につき理解を求めるための活動を行っていることなどにつきお答えしたものである。