答弁本文情報
平成二十四年七月二十七日受領答弁第三四五号
内閣衆質一八〇第三四五号
平成二十四年七月二十七日
内閣総理大臣 野田佳彦
衆議院議長 横路孝弘 殿
衆議院議員瑞慶覧長敏君提出V−二二オスプレイの安全性および日本への配備に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員瑞慶覧長敏君提出V−二二オスプレイの安全性および日本への配備に関する質問に対する答弁書
一について
垂直離着陸機MV二二オスプレイ(以下「MV二二」という。)については、開発・試験段階において発生した事故を教訓として改良が重ねられた結果、必要な安全基準を満たすものとして、米国政府からその量産が承認され、現在、米海兵隊の主力輸送機として配備が進められているものと承知している。政府としては、個々の報道や指摘について見解を述べることは差し控えたいが、いずれにせよ、MV二二の安全性等については、地元の皆様に強い懸念があることは十分認識しており、引き続き、米国政府に対して更なる情報の提供を求めつつ、地元の皆様の理解が得られるよう、丁寧に誠意をもって説明していく考えである。
MV二二は、オートローテーションに係る機能を有しており、また、米海兵隊のMV二二のパイロットは、同機能に関する訓練をシミュレータで実施していると承知しているが、その具体的な実施時期や実施場所については米国政府に確認中である。
御指摘の発言は、MV二二の飛行運用の安全性について、政府全体でしっかりと確認するという趣旨で述べたものである。
御指摘の発言は、米国政府においては、本年四月にモロッコで発生したMV二二の事故の調査結果と同年六月に米国フロリダ州で発生した垂直離着陸機CV二二オスプレイの事故の調査結果が我が国政府に提供され、飛行運用の安全性が再確認されるまでの間は、我が国におけるいかなるMV二二の飛行運用も控えることとしているという趣旨で述べたものである。