答弁本文情報
平成二十七年二月二十日受領答弁第六一号
内閣衆質一八九第六一号
平成二十七年二月二十日
内閣総理大臣 安倍晋三
衆議院議長 町村信孝 殿
衆議院議員仲里利信君提出大型フロートアンカーによるサンゴ礁破壊の中止と原状回復を求めることに関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員仲里利信君提出大型フロートアンカーによるサンゴ礁破壊の中止と原状回復を求めることに関する質問に対する答弁書
一から四までについて
政府としては、御指摘の「写真」について確認したものではないことから、その内容について答弁することは差し控えたいが、いずれにせよ、お尋ねの「フロートアンカー」を含む浮標の設置については、沖縄県知事が定める沖縄県漁業調整規則(昭和四十七年沖縄県規則第百四十三号)等に基づく手続の必要性について沖縄県に確認しており、同県からは、他の事例を踏まえれば、浮標の設置が同手続の対象とはならない旨示されている。
普天間飛行場代替施設建設事業の実施に当たっては、周辺環境への影響の程度を把握し、その結果に基づいて適切な環境保全措置を講ずることを目的に環境監視調査を実施しているところである。また、御指摘の「フロートアンカー」を含む浮標の設置場所の選定に当たっては、サンゴ類の生息場所を避けるため、サンゴ類の生息状況をあらかじめ調査した上でこれを決定しており、環境への影響を最小限にとどめるよう配慮して行っている。いずれにせよ、御指摘の「フロートアンカー」を含む浮標の設置による影響についても、随時、環境監視調査を実施しており、必要に応じ適切に対応してまいりたい。