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令和二年二月七日提出
質問第五一号

普天間飛行場の早期移設に関する質問主意書

提出者  下地幹郎




普天間飛行場の早期移設に関する質問主意書


 政府が沖縄県に約束した「普天間飛行場の五年以内の運用停止」が、二千十九年二月に期限を迎えてから一年になる。その後、同年十二月に政府が公表した辺野古移設工事の工程表では、運用開始まで最短で十二年かかり、普天間飛行場の返還は早くても二千三十年代となることが示された。そもそも千九百九十六年の橋本総理とモンデール駐日大使との会談での「五年乃至七年以内の普天間飛行場の全面返還」の合意以降、既に二十三年が経過しており、今後さらに十年以上もの長きにわたって現状を放置するわけにはいかない。
 そこで、普天間飛行場の早期移設について改めて検討するに当たって、以下の事項について、政府の把握するところを答えられたい。

一 橋本・モンデール会談での普天間飛行場の全面返還合意の原点は、住宅密集地にある普天間飛行場の危険性をできるだけ早く取り除くことにあったと思うが、普天間飛行場の危険性を判断する指標の一つである千九百九十六年の普天間飛行場の離着陸回数は何回であったかを明らかにされたい。
二 その後も普天間飛行場の全面返還には至らず、普天間の危険性は除去されていないが、現在の普天間飛行場の危険性を判断する指標の一つである同飛行場の過去十年間の常駐機及び外来機の離着陸回数は何回であるか、また、激しい爆音被害をもたらすタッチ・アンド・ゴー訓練の回数は何回であるかを明らかにされたい。併せて、現状に対する政府の見解を答えられたい。
三 普天間飛行場の全面返還合意と同時にSACO(沖縄に関する特別行動委員会)合意では、嘉手納飛行場の航空機騒音規制措置についても合意されたが、現在も周辺住民等からは騒音被害が絶えないとの声が聞こえる。嘉手納飛行場における騒音被害の指標の一つとなる同飛行場の過去十年間の常駐機及び外来機の離着陸回数は何回であるかを明らかにされたい。また、嘉手納飛行場周辺住民からは外来機が飛来し訓練を行っているため騒音が増加しているとの声が聞かれるが、嘉手納飛行場の過去十年間の離着陸回数のうち外来機によるタッチ・アンド・ゴー訓練の回数は何回であるかを明らかにされたい。併せて、現状に対する政府の見解を答えられたい。
四 普天間飛行場の返還時期について、「二千二十二年度又はその後」とされていたものが「早くても二千三十年代」へと変更された最大の理由は何であったかを明らかにされたい。
五 SACO合意時には配備されていなかった新型輸送機オスプレイが配備されるなど、普天間飛行場の基地機能はSACO合意時から変化しているが、現在の普天間飛行場におけるオスプレイの常駐機数は何機であるかを明らかにされたい。
六 普天間飛行場から辺野古に移設することが可能なオスプレイの機数は何機かを明らかにされたい。
七 辺野古に予定されている長さの滑走路でオスプレイの離着陸が可能であるとする根拠は何か、また、オスプレイが離着陸できる最短の滑走路の長さは何メートルであるかをお示しいただきたい。

 右質問する。

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