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平成二十二年五月二十四日提出
質問第四九八号

待機児童に対する保育士の必要性と今後の取り組みに関する質問主意書

提出者  木村太郎




待機児童に対する保育士の必要性と今後の取り組みに関する質問主意書


 厚生労働省によれば、昨年十月時点で待機児童は全国で約四万六千人と近年で最多になった。特に首都圏をはじめ、大都市部を中心に待機児童数に対する保育士の数も足りていない中、休日や夜も子どもを預かる保育所が増えているなど、親のニーズが多様化してきている。一方、地方では、過疎化が進んでいる地域を中心に児童数が減少し、保育所の運営が厳しくなっている。大都市圏と過疎化が進む地方とで、正反対の問題が顕著になりつつある。
 従って、次の事項について質問する。

一 首都圏などで問題化している待機児童の解消に向け、各自治体が保育所の整備を急ぐ中、各保育所では保育士の確保に追われ、首都圏から地方に対して求人活動も行っている。現内閣は「地方を活性化させる」と掲げているが、今後、首都圏における保育士不足について、どのように対応していくのか。
二 一に関連し、地方では過疎化が進み児童数も減少しており、保育所の運営が大変厳しくなっているが、この現状に関して国はどう捉えているのか。そして、どのように対応していくのか。
三 一に関連し、保育士の労働条件・環境を整備しなければ、保育士不足を根本的に解決できないと考える。保育士不足により、児童数に対する保育士一人当たりの負担が大きくなっていると考えるが如何か。そして、保育士不足を解消させるために、今後どのような対策を講じようと考えているのか示されたい。
四 保育士を増やそうとしている大都市圏と、過疎化が進み児童数の減少から保育所の運営が厳しくなっている地方とでは、今後の取り組みについても大きな違いがあると考えるが、国はどう対応していくのか。そして、大都市圏と地方の保育士の質と量について、どのように確保していこうと考えているのか。

 右質問する。



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